広告運用

2021.07.01

【基本】Googleに広告を出す方法

Googleに広告を出すメリットは?

  • 好きな予算で広告を出すことができる
  • 地域・時間帯・年齢などで広告を出す/出さないを細かく設定できる
  • 指定したキーワードで検索されたときにだけ広告を出すことができる(検索広告)
  • ユーザーの行動履歴や興味関心に基づいて広告を出すことができる(ディスプレイ広告・ファインド広告)
  • YouTubeの動画内に、広告動画を流すことができる(YouTube広告)
  • 商品購入を検討しているユーザーに、自社ショッピングサイトの広告を出すことができる(ショッピング広告)
  • アプリダウンロード数を増やすための広告が出せる(アプリインストール広告)

などなど……。
「少額でも配信できる」「配信できる広告の種類が多い」「ターゲットとなるGoogle利用者が多い」「自動化機能が充実している」など、
初心者でもはじめやすいのがGoogle広告です。 
 まずはGoogle広告から、という企業も多いです。

 それでは早速、Googleに広告を出す方法を説明していきます。

手順1 Googleアカウントを作る

Googleアカウントをお持ちでない場合はこちらからGoogleアカウントを作ります。
個人用アカウントは持っているけどビジネス用に別に持ちたい、という方もビジネス用アカウントを作成します。

手順2 Google広告アカウントを作る

Google広告の「今すぐ開始」からアカウントを作成します。

手順3 お支払い情報を設定する

Google広告管理画面のメニューの[料金]>[設定]から、クレジットカード情報を設定します。
以前は[手動支払い]という方法も選択できたのですが、今は[自動支払い]のみとなっています。
広告費を使った分だけクレジットカードから自動的に引き落としされますので注意が必要です。広告を止めないと、いつまでもクレジットカードから料金が引き落としされつづける……。なんてことも。
キャンペーン(後述)の設定で、日別予算や終了日をきちんと設定しましょう。

手順4 広告キャンペーンを作成する

いよいよ広告配信の設定をおこないます。
広告管理画面から[新しいキャンペーンを作成]を選択し、目標を選択します。
商品を売りたい場合は「販売促進」、問い合わせを増やしたいのであれば「見込み顧客の獲得」、サイト訪問者を増やしたい場合は「ウェブサイトのトラフィック」、自社ブランドの認知を高めたいのであれば「商品やブランドの比較検討」か「ブランド認知度とリーチ」、アプリを使う人の数を増やしたいなら「アプリのプロモーション」、実店舗への来客を増やしたい場合は「来店数と店舗売上の向上」……。

うーん、ややこしいですよね。でも実はここはあまり重要でないので、わからなければ「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」でも大丈夫です。

問題はその後。キャンペーンタイプを選びます。
検索広告、ディスプレイ広告、ショッピング広告、動画広告、アプリ広告、ファインド広告など。
「Google広告を使って何をしたいか?」を考えて適切な広告を選びましょう。商品を売りたいならショッピング広告、多くの人に知ってもらいたいならディスプレイ広告か動画広告、問い合わせ数を増やしたいなら検索広告(+ディスプレイ広告、ファインド広告)あたりがおすすめです。
検索キャンペーンを選ぶときは[ディスプレイ ネットワーク]は含めないほうがいいでしょう。

注意が必要なのは「スマート」キャンペーン。
これを選ぶと、最小限の情報(サイトのURLなど)を入力するだけでGoogleが自動的に広告キャンペーンを作ってくれるんです。
一見便利そうに見えますが、これは過去のデータに基づいて自動的に使う価格などを調整してくれる価格。
〝過去のデータ〟のない新規アカウントでこれを使うと、費用だけ使ってまったく成果につながらない……なんてこともあります。
手間はかかりますが、キャンペーンの設定はまずは手動でやることを推奨します。

その他、配信地域やスケジュール、予算などを設定していきます。

手順5 広告グループ・ターゲットの設定をする

広告キャンペーンを設定したら、次は広告グループの作成です。
広告キャンペーンでは、地域やスケジュールなど大まかな設定をしましたが、広告グループでは主に「誰に広告を見てもらうか」という設定をおこないます。
検索広告であれば、どのようなキーワードで検索されたときに広告を出すか。
ディスプレイ広告や動画広告であれば「何に関心を持っているか」「どんな行動をとったか」などで広告を見せる人を選んだり、「どのウェブサイトや動画に出すか」などで広告を出す場所を決定したりします。
そして、1クリックあたりの費用を設定します。これは予算や客単価などによるので、一概にいくらがいいとは言えません。

これらの設定が広告成果を決定するといってもいいぐらい重要です。慎重におこないましょう。
とはいえ慎重に設定しすぎるとぜんぜん広告が表示されない……なんてことにもなってしまいます。
何十ものアカウントを運用してきた経験があっても、いちばん頭を悩ませるところです。

手順6 広告を作成する

広告グループの中に広告を作成します。
検索広告であれば拡張テキスト広告かレスポンシブ検索広告、
ディスプレイ広告であればレスポンシブディスプレイ広告など、
ファインド広告であればファインド広告またはファインドカルーセル広告……。

うーん、用語がややこしいですね。
広告の種類によって広告の文字数が違ったり画像のサイズが異なったりします。
ここもかなり面倒な作業です。
広告文、画像、ロゴ、動画、URLなどを設定します。

1つの広告グループ内に複数の広告を作成することで比較検証ができ、成果が向上しやすくなります。
面倒ですが、1グループ3広告文ぐらいは作成することをおすすめします(レスポンシブ検索広告、レスポンシブディスプレイ広告は自動的に最適化してくれるので1つでもいいです)。

手順7 その他の設定をする

検索キャンペーンであれば、最低限キャンペーンの設定、広告グループの作成、キーワードと広告文を入稿すれば広告配信は可能です。
ただし最低限の設定だけで十分な成果を出すのは困難です。
除外キーワードの設定、ユーザーリストの設定、性別や年齢層の設定、広告表示オプションの追加など、他にも設定すべきことはたくさんあります。
細かく設定をするのは面倒ですが、成果が上がるかどうかを決定するのはこうした細かい設定の積み重ねです。

麺とスープさえあれば一応ラーメンと呼べますが、それだけではお客さんは二度と来てくれないでしょう。
様々なトッピングを施すことで、成果の出るアカウントとなるのです。

 

かなり大まかに説明したつもりですが……。
それでもやるべきことがたくさんありますね。
さらに、ここに書いたのは「広告配信開始までにやるべきこと」であって、「開始後にやるべきこと」もたくさんあります。
配信結果を見ながら入札単価を調整したり、検索クエリをチェックして除外キーワードを追加したり、広告文を入れ替えたり……。

ひとつひとつの設定自体はさほど複雑ではないので根気よくやっていけばまったくの初心者でも配信できます。
ただし安定して成果を出すためには、細かい設定を積み重ねてゆくことが不可欠です。
広告運用担当者をつけてじっくり運用していくことをお勧めします。

もしも、人員、時間、予算などの事情により自社で設定・運用をおこなうのがむずかしい場合、レッツアイにご相談ください。
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