広告運用

2017.08.04

広告配信ターゲットをどこまで絞るか?

リスティング広告やディスプレイ広告は、さまざまな指標でユーザーを絞ることができます。
地域、年齢、性別、興味関心、閲覧しているサイト……。
求めているユーザーだけに広告を配信できるのは便利ですが、あまり絞りこみすぎるのも考えものです。

ユーザーを絞るデメリット

お客様から「うちのお客さんは大阪市内在住の20代男性ばっかりだから、大阪市の20代男性以外には配信しないでくれ!」と注文があることがあります。

ですが、本当にそれ以外のユーザーには広告配信しなくてよいのでしょうか?

30代の方がお客さんになってくれることはないでしょうか?

住んでいるのは市外だけど仕事で毎日大阪市まで出てくる人もいるのではないでしょうか?

男性向け商品でも、奥様や恋人が調べる可能性はないでしょうか?

限定して配信することで、顧客になってくれていたはずのユーザーを逃していたかもしれません。
また、配信ターゲットを絞れば絞るほどユーザー数は減るので、クリック数を確保するためには入札単価を上げなくてはなりません。

本当に除外するべき?

「この人はターゲットでない」と思っているユーザーも、じつは2種類に分けられます。
「絶対に顧客にならないユーザー」と「顧客になる見込みの低いユーザー」です。

たとえば関西で医師向けの人材紹介をやっているとしましょう。

「医師免許を持っていない人」は「絶対に顧客にならないユーザー」です。
Google AdWordsの年齢ターゲットにある「18~24」は除外したほうがいいですね。23歳以下では医師免許を取得できませんし、24歳の医師はこれから研修があるので人材紹介は利用しないでしょう。

「女性」は「顧客になる見込みの低いユーザー」ですね。
医師は男性の比率のほうが高いので(男性比率は80%ぐらいだそうです)、女性が医師である可能性は低いといえるでしょう。
とはいえ、20%もいるので完全に除外してしまうのはもったいないですね。
この場合は「女性に対する配信比率を少し下げて、安い金額で入札する」というのがよいかもしれません。

「関西以外にいる人」も「顧客になる見込みの低いユーザー」ですが、可能性はゼロではありません。
関西への引っ越しを検討しているかもしれませんから。
この場合も、予算に余裕があれば低い入札価格で関西以外に配信する、という選択肢もありだと思います。

 

このように、「ターゲットじゃないよ」と思っているユーザーについては、
「絶対に顧客にならないユーザー」と「顧客になる見込みの低いユーザー」に分けて考える必要があります。

メインターゲット以外は競合他社も積極的に獲得にいかないので、
ターゲットじゃないと思っていた層がじつはいちばん安く獲得できるお得なターゲットだった、なんてこともよくあります。

配信先から除外してしまう前に、本当に不要かどうか、もう一度検討してみましょう。