広告運用

2022.08.31

顧客情報を活用した『カスタマーマッチ』

広告のターゲティング精度を上げる方法の一つとしてカスタマーマッチがあります。カスタマーマッチとは広告主様がお持ちの顧客情報(会員登録のメールアドレスや郵便番号など)をGoogle広告やYahoo広告などの管理画面上にアップロードすることで、大きく以下の2つのターゲティングが可能となります。

①既存の顧客へのターゲティング(あるいはターゲットからの除外)
②既存の顧客の”類似ユーザー”へのターゲティング

①のリストに入っているのは既に顧客情報を持っているユーザーのため、新しいサービスを始めた場合や既に自社サービスを利用してくれているユーザーに向けた広告を配信するのに活用できます。サイトを訪問してくれたユーザーに対して広告配信する”リターゲティング“よりも高い精度でターゲティングできます。

また、逆に①のユーザーをターゲットから除外することで、既にサービスを利用しているユーザーに広告を配信しないようにできるため無駄な広告費の発生を防ぐことができます。

②のリストに関しては、Google側がアップロードされたリストを解析して、顧客リストのユーザーと興味関心を持った類似ユーザーのリストを作成してくれます。こちらは既存の顧客ではありませんので、新規ユーザーの開拓に有効なターゲティング方法です。

注意点

カスタマーマッチには以下の注意点があります。

顧客データを取り扱うため管理に注意が必要

Google広告の場合はアップロード時に自動で暗号化(ハッシュ化)されるため安心して利用できます。

顧客リストのサイズが小さすぎると利用不可

Google広告ではリストが1,000ユーザー以上でなければ利用できませんが、ユーザーリストをアップロードした際に数が減ることがあります。

これはアップロードした顧客リストのメールアドレスや電話番号などがGoogleアカウントの登録情報とマッチせず、ターゲティングができないことによるものです。アップロードする情報は多い方がマッチ率が高まるため、できるだけ多くの情報をアップロードすることをおすすめします。

定期的なリストの更新が必要

リストは定期的に更新をしないと、会員登録してから何年も経ってサービスを利用していないユーザーが残ることで、ターゲティングの精度がだんだん悪化してしまいます。カスタマーマッチの成績が悪くなってきたら、リストの更新も検討するのが良いでしょう。


今回の記事ではカスタマーマッチについて紹介しました。Google広告を例に挙げて紹介しましたが、Yahoo広告やFacebook/Instagram、LINE広告などでも顧客リストのアップロードをすることで同様のターゲティングが可能です。

もし活用できそうな顧客リストをお持ちでしたら、ぜひレッツアイまでご相談下さい!