リスティング広告

2020.02.03

リスティング広告 悪い会社かどうか見きわめるチェックリスト

「今広告運用をお願いしている会社がちゃんと運用しているかどうか見てほしい」
と依頼されて広告アカウントをチェックすることがあります。

もちろん質の高い運用をしている会社さんもありますが、ひどいところはほんとにひどい!
「お金だけもらってまったく運用してないじゃないか!」
という会社もあるんです(ほんとに一部ですけどね)。

そこで、手を入れているかどうかを見極めるためのかんたんなチェックリストを作成しました。
「今の会社に任せてていいのだろうか?」
と不安な方はぜひチェックしてみてください。
(雑な運用をしている会社からすると耳の痛い話だとおもいます)

キーワードが部分一致しかない

たとえば「デザイナー 求人(部分一致)」などのキーワードしか設定していない場合。
まちがいなく、成果が悪くなります。

「デザイナー 求人(部分一致)」だと、「デザイナー 給与」「デザイン 採用」などの検索をした場合にも広告表示される可能性があります。
関連性の薄いキーワードでコンバージョンにつながる可能性もないではないですが、
目的のキーワードに比べてコンバージョン率が低くなることは容易に想像がつきます。

部分一致は、「絞り込み部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」で拾いきれないユーザーに配信するため、あくまで補完的に使うものです。
部分一致(絞り込みじゃない)をメインに使っている場合、無駄に広告費をたれ流していることになります。

キーワードが完全一致しかない

逆に、完全一致のキーワードしかないアカウントもあります。
「自社ブランド名だけで表示させたい」といった特別な要望がない場合、こちらも成果が悪くなります。

リスティング広告で成果を出すには「検索数が多くないマイナーなキーワードをどれだけ拾うか」がカギになります。
完全一致しかないということは、マイナーなキーワードを拾う努力を放棄しているということです。

完全一致しかないアカウントって、運用する側からするとめちゃくちゃ楽なんですよ。
だからこそ誰でもできるわけで、その分競争も激しい。
競争の激しい場所でしか勝負しないから成果は悪くなる。
楽をしようとしているのがすぐわかるアカウントです。

除外キーワードをほとんど設定していない

完全一致以外のキーワードで広告配信していると、どうしても「余計なキーワードで広告表示される」ことがあります。
それを除いて無駄なコストを抑えるために設定するのが除外キーワードです。

これがほとんど設定されていないということは、最初に設定をしたきり、後はぜんぜん手を入れていないということです。

担当者が細かくチェックしているアカウントであれば、除外キーワードの数は数百になることもあります。
(我々が長期間運用しているアカウントだと数千になるものもあります)

除外キーワードの数が20以下であれば、まずまともに見ていないでしょうね。

広告文の数が少ない

1つの広告グループに広告文が1つだけ。これも手を抜いている証拠です。
1つでも配信はできるんです。でも、成果が良くなることはない。
絶えず新しい広告を追加して成果検証をしているアカウントであれば、1つの広告グループにつき常時5個前後の広告文が動いているはずです。
これが1つしかないのであれば、必要な手間を削っているということです。

そもそもアカウントを開示してくれない

これがいちばん深刻な問題です。
「アカウントを見せてください」
とお願いしても
「すみません、弊社既定で開示できません」
「では設定しているキーワードと広告文と広告表示オプションの一覧を教えてください」
「すみません、それも企業秘密ですのでできません」

こんな会社もあります。
こういうことを言う会社で、細かく運用している会社を見たことがありません。
最低限の設定だけしてあとはほったらかしだからお客様にお見せできないんですね。

お客様の宣伝をするための広告なのに、その設定をお客様に見せられないなんて、おかしな話ですよね?
「看板を作って宣伝しますよ。でもどんな看板にするか、どこに看板を設置するかは教えられません」
こんなうさんくさい話に乗る人はいないとおもいますが、Web広告だとなぜかそういう会社もあるんですね。


ほんとに一部ですが、雑な運用をしている会社も世の中にはいくつもあります。
「うちがお願いしている会社は大丈夫だろうか?」
とおもったら参考にしてください。

レッツマーケ!では、既に広告運用を依頼している会社向けに、
今の運用が適正かをチェックする「アカウント診断」も無料でおこなっております。

上に書いた項目だけでなく、リスティング広告運用のプロがより細かくチェックすることで
「今の運用は適正か」「どの程度改善の余地があるか」をチェックします。

不安な方はぜひご相談ください!